texliveを利用すれば簡単に日本語対応のtex環境が手に入るはずなのですが、意外に苦労したので手順をまとめておきます。Linux – TeX Wikiを簡略化したものです。
私の場合はapt-getでインストールするとうまくいきませんでした。インストーラーからインストールするほうが確実だと思います。 おそらく1GB以上をダウンロードすることになるので、インストールにはかなりの時間がかかります。余裕があるときにお試しください。
(1) インストーラーのダウンロード
wget http://ring.airnet.ne.jp/pub/text/CTAN/systems/texlive/tlnet/install-tl-unx.tar.gz
(2) 圧縮ファイルを展開してそのディレクトリに移動
tar xvf install-tl-unx.tar.gzcd install-tl*
(3) インストーラーからインストール(コマンド)
sudo ./install-tl --repository http://ring.airnet.ne.jp/pub/text/CTAN/systems/texlive/tlnet/Enter command: I
(3)’ インストーラーからインストール(GUI) GUIで何をインストールするかなどを選びながらインストールすることもできます
sudo apt-get install perl-tk sudo ./install-tl -gui
(4) パスを通す 64-bit 版の場合
sudo /usr/local/texlive/2013/bin/x86_64-linux/tlmgr path add
32-bit 版の場合
sudo /usr/local/texlive/2013/bin/i386-linux/tlmgr path add
2014/07/31追記:「2013」の部分は適宜「2014」などに変更してください。
(5) 実際に動くかどうか確認する TeX入門/最初の例 – TeX Wikiにある例などで確認用のtexファイルを作ってください。ここではtest.texという名前にします。そしてそのファイルがあるディレクトリに移動して次のコマンドを入力してください。
platex test.tex
dvipdfmx test.dvi
これでおそらく日本語のPDFファイルがうまくできているはずです。
2014/07/31追記:Font family `JY2+mc’ unknownなどと表示されたら「platex」の部分を「uplatex」としてください。
[…] 以下は浅野直樹の学習日記 | ubuntuに日本語対応のtexliveをインストールするで紹介したようにtexliveをインストールしたという前提で話を進めます。 […]
[…] 展開されたsty.zipを然るべき場所に配置します。emath.styの置き場所 – PukiWikiにその場所がどこであるかを判別するやり方が書いてあります。浅野直樹の学習日記 | ubuntuに日本語対応のtexliveをインストールするの手順でtexliveをインストールしたなら、おそらく/usr/local/texlive/texmf-local/tex/platex/misc/emath/が然るべき場所になります。 […]