訳文はPythonで退屈な作業を自動化するです。
この章の内容も実務的に重要でしょう。
データを共有するのにGoogleスプレッドシートは便利であり、事務作業はもちろん、簡単なウェブアプリでもデータベースの代わりに使えるからです。
PythonでGoogleスプレッドシートを操作するなら、本章で扱われているEZSheetsよりもgspreadのほうがメジャーでしょう。
EZSheetsは本書の原著者が開発したパッケージなのでこれが取り上げられているのだと思います。
gspreadもEZSheetsも認証の部分がしんどく、データの操作はどちらも大差なく難しくはないことが多いので、認証を突破しやすいほうを使うという使い分けでもいいかもしれません。
本書の第3版で追加された「プロジェクト11:うそのブロックチェーン暗号資産詐欺」は、本文の皮肉がききすぎていて、訳出に苦労しました。
そのあたりも楽しみながらお読みいただけましたら幸いです。