社労士試験本

社会保険労務士(社労士)の試験に向けた対策本を紹介します。独学を前提に話を進めます。

<目次>

  1. ナビ本(紹介本)
  2. 入門本
  3. 基本書
  4. 問題集(過去問含む)

 

1.ナビ本(紹介本)

 

急がば回れでまずは社労士とはどのような職業なのか、どのように試験が実施されるのかなどを確認したほうがよいです。

 


社労士をめざす人の本


作 者: 

出版社: 成美堂出版

発売日: 2012年08月15日

一番におすすめなのがこの『最新最強の合格法 社労士をめざす人の本』です。試験の流れや各科目の概要、実務のさわりなど、満遍なく記述されています。社労士の試験のルールは足きりがたくさん存在するなど複雑なので、試験の概要を最初に把握することを強くおすすめします。

 


社労士の仕事がわかる本


作 者: 

出版社: 法学書院

発売日: 2006年09月27日

次におすすめなのが『社労士の仕事がわかる本』です。ところどころに実際の仕事の様子が描かれていてイメージが沸きます。

 


社会保険労務士試験 : 戦略的学習法と合格体験記集


作 者: 

出版社: TAC株式会社出版事業部

発売日: 2012年04月25日


資格ナビ社会保険労務士


作 者: 

出版社: 東京リーガルマインド

発売日: 2004年05月25日

こうした予備校が出版している書籍も参考にはなりますが、いかんせん合格体験記などで予備校の宣伝をしつこくしているように感じられます。

 

2.入門本

 

上で紹介したナビ本とも重なる部分がありますが、社労士試験科目の全体像を早いうちにつかんでおくとよいです。特に法律用語や保険という仕組みそのものについての理解が大切です。厚生年金なんかは細かい規定がたくさんあるので、いきなりこれを勉強すると道に迷いがちです。そうならないようにも全体像の把握が先決です。

 


基本から始める社労士試験


作 者: 

出版社: 成美堂出版

発売日: 2011年08月23日

『基本から始める社労士試験』がコンパクトでかつそれなりの内容がそこそこ濃くておすすめです。特に横断的に保険を理解できるのが助かります。

 


うかるぞ社労士入門編


作 者: 

出版社: 週刊住宅新聞社

発売日: 2011年09月06日

『2012年版 うかるぞ社労士 入門編』は入門書という位置づけですがこの後で述べる基本書に近くもあります。いきなり基本書を読むのがきついと感じればこれもありでしょう。

 

3.基本書

 

社労士試験においてはここで紹介する基本書が中心になります。行政書士など他の法律系の試験では学者が書いた基本書を用いるのがよいでしょうが、特に保険に関しては法律の理論というよりも数字や制度を覚えるほうが多いので、こうした資格試験用の基本書を用いるべきでしょう。実際、ここで紹介する基本書の内容だけで合格点を取ることができます。もし信じられないのならこれらの基本書を辞書代わりに使いながら過去問を解いてみてください。

 


U-CANの社労士速習レッスン


作 者: 

出版社: ユーキャン学び出版

発売日: 2012年10月25日

このU-CANの速習レッスンが一押しです。私もこれを使いました。ここで紹介する基本書の内容に大差はないので、見易さで勝っていたこの本を選びました。区切りごとについている一問一答も記憶の定着に役立ちました。さすがは独学を支援している会社が作っているだけあります。

 


うかるぞ社労士基本テキスト


作 者: 

出版社: 週刊住宅新聞社

発売日: 2012年10月24日

『うかるぞ社労士 基本テキスト』おそらく一番有名な基本書でしょう。たいていの書店に置いてあります。そして確かに見やすそうではありました。

 


出る順社労士必修基本書


作 者: 

出版社: 東京リーガルマインド

発売日: 2012年12月06日

『出る順社労士必修基本書』LEC東京リーガルマインドが出している基本書です。非常に手堅い印象です。法律の条文もたくさん引用されていました。しかし手堅い分だけ見易さには劣っています。初学者がこれを使うのは正直難しいでしょう。

 


うかる!社労士総合テキスト


作 者: 

出版社: 日本経済新聞出版社

発売日: 2012年10月24日

『うかる! 社労士 総合テキスト』は初学者向きの本です。できるだけやさしく記述しようという意図が伝わってきます。

 

これらの本を実際に手に取ってみて、読みやすいと思ったものを入手するとよいと思います。

 

4.問題集(過去問含む)

 

試験という意味では問題集が必須です。基本書を一通り理解してから問題集に取り組むのが自然ですが、何も知らない状態で挑戦してみてもよいですし、一単元を学んでからその理解の確認に用いてもよいです。要は試験までにこれらの問題がだいたい解けるようになればよいのです。

 





作 者: 

出版社: 

発売日: 1970年01月01日

やはり実際の過去問が最も重要です。インターネット上でもいくらか入手できますし、冊子体のものもいくつか販売されています。それでも私は時間がなかったので奮発して『Speed突破!社会保険労務士過去問題』を買いました。製作元から直接購入することもできます。サンプルで試してみたときの操作感がよかったからです。ただし解説が短いので、詳しい解説を求める方には向かないでしょう。

 


出る順社労士ウォーク問選択式マスター


作 者: 

出版社: 東京リーガルマインド

発売日: 2013年01月08日

選択式の問題なら迷わず『出る順社労士 ウォーク問選択式マスター』です。これだけの分量を集めた問題集は他にはないでしょう。試験本番と同形式なのもありがたいです。私は試験の少し前に選択式での足きりに引っかかりそうだと危惧したので、この本を2周してどの出題であっても3問はできるという自信を得ました。

 


U-CANの社労士過去&予想問題集


作 者: 

出版社: ユーキャン学び出版

発売日: 2012年11月15日

基本書もU-CANのを使っていたので問題集も『U-CANの社労士 過去&予想問題集』で揃えました。項目別に過去問とオリジナル問題が配列されているので学習効果が高いです。ただ、特にオリジナル問題の難易度がちょっと高いかなと感じました。模試が2回分ついているのも助かりました。

 

参考になれば幸いです。

 

(2013年1月5日追記)

社労士試験に限っては六法の必要性は薄いです。条文そのものを問われることはそれほど多くありませんし、理論というよりは暗記が主だからです。年金の数字などは条文の漢数字だと読みにくくて仕方ないですからね。それでも選択式対策として重要な条文がいくつかあるので、それに関してはインターネット等で参照してください。

 

 




浅野直樹の学習日記 | 社会保険労務士(社労士)試験の学習記録 へ返信する コメントをキャンセル

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