[一] 概観
中間責任
[二] 使用者責任
1 意義
2 使用関係
3 「事業の執行について」
(1) 判断基準
「事業の執行の為に」より広いが「事業の執行に際して」よりは狭い
(2) 取引行為と使用者責任
外形理論+相手方の信頼
(3) 事実行為と使用者責任
使用者の支配領域内の危険
事業の執行行為との密接関連性
4 その他の要件
5 効果
不真性連帯債務
被用者に対する求償の制限
6 私人の不法行為
(1) 代表者の不法行為
(2) 法人の役員の責任
(3) 企業責任
7 自動車事故の特別法――自動車損害賠償保障法
運行供用者
[三] 工作物責任
1 意義
2 要件
土地の工作物
設置又は保存の瑕疵
因果関係
3 損害賠償義務者
占有者(中間責任)
所有者(無過失責任)
4 717条をめぐるその他の論点
5 国家賠償法2条
[四] 製造物責任
1 立法の経緯
2 要件の特色
欠陥
3 効果の特色
責任の存続期間は民法と異なる
[五] 共同不法行為
1 共同不法行為理論の混迷
2 何のための制度か
(1) 709条の原則
(2) 一般原則の不都合
3 問題となる加害類型と719条
(1) 複数加害者の不法行為
a 加害行為一体型
b 損害一体型
c 独立不法行為競合型
d 加害者不明型
(2) 719条の構造
4 学説について
5 具体例
6 判例
7 共同不法行為の効果
(1) 「各自連帯にて」
不真性連帯債務
(2) 共同不法行為者間の求償
(3) 連帯責任の例外
被害者側の過失
寄与度