[一] 損害賠償をめぐる問題
[二] 損害の金銭的評価
1 財産的損害――物・財産権
基準時問題
2 財産的損害――生命・身体
個別損害項目積み上げ方式
損益相殺
包括・一律請求方式
3 精神的損害
[三] 損害賠償の範囲
1 相当因果関係
416条で処理されるべきではない
2 損害賠償の範囲の画定
他原因の寄与…義務射程説
[四] 賠償額の減額調整
1 過失相殺
(1) 過失相殺とは何か
加害者側の過失の法理
(2) 過失相殺の適用
裁判所の裁量
(3) 「被害者側の過失」法理の機能
2 被害者の素因
3 好意関係
4 損益相殺
生命保険金は対象外
[五] 損害賠償請求権者
1 被害者本人
2 被害者が死亡したとき
(1) 近親者の慰謝料請求権
(2) 財産的損害の賠償請求権の相続
相続肯定説
固有損害説
(3) 慰謝料請求権の相続
3 間接被害者
企業損害に判例は否定的
[六] 損害賠償請求権の消滅時効
1 制度の趣旨
被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年
不法行為の時から20年(除斥期間?)
2 「損害及び加害者を知った時」
[七] 差止請求(特定的救済)