内田貴『民法II』第12章―一般不法行為の要件

[一] 故意・過失

1 序

2 過失とは何か

主観的過失と客観的過失

3 過失概念の定式化

予見可能性と結果回避義務

4 過失の判断基準

ハンドの定式(定式化する試みのひとつ)

5 過失の認定

6 過失の推定

過失の一応の推定

7 医療過誤訴訟の法律構成

契約責任構成と不法行為構成

8 過失責任の原則に対する例外

失火責任法など

9 故意

損害賠償範囲の拡張

 

[二] 権利・利益侵害

1 雲右衛門から大学湯へ

2 「権利侵害」要件をめぐる論争史

違法性論

相関関係説

過失一元論と違法性一元論

3 権利・利益侵害要件のゆくえ

4 権利・利益侵害の例

(1) 物権

(2) 債権

第三者による債権侵害

(3) 生命・身体

(4) 公害・生活妨害

受忍限度論

人格権

(5) 身分権

配偶者の貞操

(6) 名誉毀損

謝罪広告

(7) プライバシー

(8) その他の人格的利益

氏名権・肖像権

(9) その他の財産的利益

営業権

(10) その他の権利・利益侵害

不当訴訟

 

[三] 損害

差額説

財産的損害と精神的損害

積極的損害と消極的損害(得べかりし利益、逸失利益)

損害事実説

 

[四] 因果関係

1 因果関係とは何か

仮定的因果関係

原因の重複

2 相当因果関係

事実的因果関係と相当因果関係(損害賠償の範囲)

3 事実的因果関係の立証

門前理論

 

[五] 責任能力(付・監督者責任)

1 なぜ責任能力が必要か

2 責任能力をめぐる問題点

責任弁識能力(12歳前後)

監督者の責任と使用者責任

 

[六] 不法行為責任の成立を阻却するその他の事由

1 意義

2 種類

正当防衛、緊急避難、被害者の承諾、正当(業務)行為、自力救済

3 正当防衛・緊急避難

刑法との違い

4 被害者の承諾

5 正当(業務)行為

6 自力救済

 

 

 




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