Pythonで退屈な作業を自動化する「第21章 グラフ作成と画像処理」の訳後感

訳文はPythonで退屈な作業を自動化するです。

画像処理とグラフ作成は大きな分野であり、この章はボリュームが大きかったです。

色とRGBA値といったコンピュータ画像の基礎から説明されているのがうれしいです。

この章で扱われているPillowが使えれば画像関係のたいていの処理はできますし、もし画像認識等でOpenCVを使うことになったとしてもここで学んだ基礎が生きてきます。

原文には曖昧な部分があり、訳す際にサイズの単位であるポイントとピクセルの違いに悩みました。

フォントサイズを表すのによく用いられるポイントはメートルなどと同じような絶対的な単位であり1ポイント=1/72インチで、画面上の最小のドットを表すピクセルは相対的な単位だけれども、Pillowはデフォルトが72dpiなので1ポイント=1ピクセルのように見えるのだと理解して訳を補いました。

第3版で新しく追加されたMatplotlibについては、要点が簡潔にまとめられており、出発点として悪くないです。

この章までで一通りの内容が出揃った印象があります。




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