私は10年ほどlinuxを使ってきました。といってもGUIベースのubuntu系なので、ごく基本的なコマンドしか使っていませんでした。
最近はdocker等のクラウドを使うことが多くなり、ちょっとしたシェルスクリプトを書くことが多くなりました。
そこで、この際にLPICを受験してlinuxの基礎を固めようと決意しました。
受験日を決めるまでに乱読した本たちを紹介します。
1.入門的な本
(1)入門者のLinux : 素朴な疑問を解消しながら学ぶ
入門者のLinux : 素朴な疑問を解消しながら学ぶ 作 者: 出版社: 講談社 発売日: 2016年11月11日 |
実践的な形でlinuxに触れられるのがよいです。著者の情熱が伝わってきます。linuxを使うと何ができるか、どうよいのかが何となくわかる本なので、最初の一冊としておすすめします。
(2)新しいLinuxの教科書
新しいLinuxの教科書 作 者: 出版社: SBクリエイティブ 発売日: 2015年11月02日 |
その名の通り教科書的な内容です。すでにlinuxを学ぼうとするモチベーションがあるならこの本から入るのがよいです。
(3)Linux標準教科書
Linux標準教科書 ダウンロード LinuCレベル1対応 | Linux技術者認定試験 リナック | LPI-Japanから無料で手に入れることができるので、気軽に読むことができます。サーバー構築やセキュリティなどの上位版も無料で読めるのでありがたいです。
(4)UNIXシェルスクリプトコマンドブック
UNIXシェルスクリプトコマンドブック 作 者: 出版社: SBクリエイティブ 発売日: 2015年10月27日 |
(5)UNIXコマンドブック : UNIX Fedora,Ubuntu,Mac OS 10,FreeBSD,Solaris
UNIXコマンドブック : UNIX Fedora,Ubuntu,Mac OS 10,FreeBSD,Solaris 作 者: 出版社: ソフトバンククリエイティブ 発売日: 2013年03月13日 |
短く項目が区切られているのでスキマ時間に読むには重宝します。
2.中井悦司さんの本
(1)プログラマのためのGoogle Cloud Platform入門 : サービスの全体像からクラウドネイティブアプリケーション構築まで
プログラマのためのGoogle Cloud Platform入門 : サービスの全体像からクラウドネイティブアプリケーション構築まで 作 者: 出版社: 翔泳社 発売日: 2017年08月02日 |
私が初めて出会った中井悦司さんの本はこれです。GCPを学ぶ必要性に駆られて手に取りました。GCPとは直接関係のない教養的な内容があったのが、私にとっては魅力的でした。
(2)プロのためのLinuxシステム構築・運用技術
プロのためのLinuxシステム構築・運用技術 : システム構築運用/ネットワーク・ストレージ管理の秘訣がわかる : キックスタートによる自動インストール、運用プロセスの理解、SAN/iSCSI、L2/L3スイッチ、VLAN,Linuxカーネル、systemd、ファイルシステム、問題判別ノウハウ、プロとしてのLinux技術 作 者: 出版社: 技術評論社 発売日: 2016年10月06日 |
著者から芋づる式にたどって次に読んだのがこれです。同著者の本の中では比較的新しいです。初心者レベルではなく、LPIC-2よりも高度かなと感じます。
(3)プロのためのLinuxシステム・10年効く技術 : シェルスクリプトを書き,ソースコードを読み,自在にシステムを作る
プロのためのLinuxシステム・10年効く技術 : シェルスクリプトを書き,ソースコードを読み,自在にシステムを作る 作 者: 出版社: 技術評論社 発売日: 2012年09月25日 |
10年くらい前の古い本です。技術というか考え方は10年後の今でも効きますね。
(4)「独習Linux専科」サーバ構築/運用/管理 : あなたに伝えたい技と知恵と鉄則
「独習Linux専科」サーバ構築/運用/管理 : あなたに伝えたい技と知恵と鉄則 作 者: 出版社: 技術評論社 発売日: 2013年09月18日 |
中井悦司さんの本の中では一番入門的で教科書的だと思います。
(5)プロのためのLinuxシステム・ネットワーク管理技術
プロのためのLinuxシステム・ネットワーク管理技術 : ネットワーク・インフラ構築,セキュリティ管理,仮想化技術の極意がわかる : セキュリティ管理,iptables,OpenLDAP,Kerberos,KVM仮想化環境,プロとしてのLinuxネットワーク管理技術 : Red Hat Enterprise Linux対応 作 者: 出版社: 技術評論社 発売日: 2011年06月01日 |
かなり細かい内容に入り込んでいるので、プロのためのLinuxシステム・ネットワ-ク管理技術 / 中井 悦司【著】 – 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストアで目次を見て必要だと感じる人が読めばいいかなと思いました。
(6)Docker実践入門 : Linuxコンテナ技術の基礎から応用まで : Docker Hub、Dockerfile、Kubernetes、Atomic Host
Docker実践入門 : Linuxコンテナ技術の基礎から応用まで : Docker Hub、Dockerfile、Kubernetes、Atomic Host 作 者: 出版社: 技術評論社 発売日: 2015年11月12日 |
dockerを使っていてlinuxを学ぶ必要を感じた私のような人にはぴったりの本です。
3.オライリー本
(1)入門bash : bash 2.05b & 3.0対応
入門bash : bash 2.05b & 3.0対応 作 者: 出版社: オライリー・ジャパン 発売日: 2005年12月07日 |
オライリー本が好きな人には間違いなくおすすめします。
(2)詳解シェルスクリプト
詳解シェルスクリプト 作 者: 出版社: オライリー・ジャパン 発売日: 2015年10月27日 |
こちらもオライリー本らしさが発揮されています。上の入門bashより難しく感じました。
4.番外編
UNIXという考え方 : その設計思想と哲学
UNIXという考え方 : その設計思想と哲学 作 者: 出版社: オーム社 発売日: 2001年07月30日 |
これを読むとlinuxの背後にある思想がわかるかもしれません。古い本ではありますが、その点を割り引いても読んでいておもしろいです。