浅野直樹の学習日記

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浅野直樹

宇賀克也『行政法概説1 行政法総論 第4版』第3章「法律による行政の原理」

1.法律による行政の原理

法律の法規創造力…法律によってのみ人の権利義務を左右する法規を創造しうる

法律の優位…法律の規定>行政の活動

法律の留保…ある種の行政活動を行う場合に、事前に法律でその根拠が規定されていなければならない

 

2.法律の留保

法律の主要3類型…組織規範、根拠規範(授権規範)、規制規範(手続規範や目的規範)

法律の留保の及ぶ範囲…立法事項説、侵害留保説、全部留保説、社会留保説、権力留保説、重要事項留保説(本質性理論)

法律の留保の規律密度

義務履行確保の段階における法律の留保(行政代執行法など)

法律の留保の例外…部分社会論、緊急措置、行政裁量

組織規範、規制規範による行政統制

 

 

 

 



宇賀克也『行政法概説1 行政法総論 第4版』第2章「行政法の効力」

1.時間的限界

公布(一般の希望者が官報を閲覧し、または購入しようとすればそれをなしえた最初の場所における最初の時点)

施行(法律は公布から20日、条例は公布から10日で一般に施行される)

遡及立法(遡及刑罰は禁止だが、刑罰以外なら可能)

限時法

見直し規定

臨時法

 

2.地域的限界

国(原則属地主義)

地方公共団体(域外の住民に権利や義務が発生することもある)

規制の特例(特区)

 



宇賀克也『行政法概説1 行政法総論 第4版』第1章「行政法の法源」

1.成文法源

憲法(29条3項による損失補償の直接請求の余地あり)

条約

法律(「行政法」という法典はない)

命令(政令、省令など。独立命令は許されず、委任命令と従属命令(執行命令)のみ)

条例(地方自治法による包括的委任)

規則

 

2.不文法源

慣習法(官報による公布)

判例法(差戻審を拘束するだけであるが、実際上の影響は大きい)

条理

 



宇賀克也『行政法概説1 行政法総論 第4版』序章「行政法の特色」

1.行政法の三類型

行政作用法…建築基準法、食品衛生法等

行政組織法…内閣法、国家行政組織法、総務省設置法等

行政救済法…行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法等

 

2.行政法の特色

二面関係から三面関係も重視へ

 

 



平成25年司法試験予備試験成績通知

平成25年司法試験予備試験の成績通知を公開します。

 

平成25年予備試験成績_01

 

試験科目 得点
憲法 23
行政法 9
民法 17
商法 16
民事訴訟法 18
刑法 16
刑事訴訟法 17
一般教養科目 51
合計点 167
順位 2,196

 

あと3点足りずに短答で不合格となってしまいました。せめて短答は通過して論文試験を体験してみたかっただけに残念です。

 

司法試験予備試験の学習記録(時系列)司法試験予備試験の学習記録(科目別)で書いたように、与えられた時間でベストは尽くし、ほぼ予想通りの結果だったと言えます。強いて反省点を挙げるとすれば、行政法の復習に手が回らなかったことと、民事系科目で時間が足りずにミスをしてしまったことです。

 

来年受験するまでには全体的なパワーアップを目指します。

 




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