HTML5プロフェッショナル認定試験を受験して合格しました。その記録を残しておきます。
1.結果
レベル1とレベル2のどちらも手応えは同じようにできたかなという感触でしたが、レベル2は悩んでえいやと選んだ問題でかなり外したのか、ギリギリでした。
2.受験動機
Ping-tからHTML5プロフェッショナル認定試験の存在を知りました。
HTML、CSS、JavaScriptは業務で多用するのですが、その都度断片的に必要な事柄を調べて済ませていたので、これを機に体系的に整理しようと思い立ちました。
Webサイト制作の個人史に書きましたように、私はHTMLとCSSが未分化だった頃に触り始めたので、そのときの感覚が抜けきらない部分もあり、知識をアップデートしたいという思いもありました。
3.Web上の問題集
サンプル問題/例題解説|Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイトでたくさんの問題がサンプル問題として公開されているので、これを問題集として活用することができます。
レベル1はPing-tにたくさん問題があります。これをやり込むに限ります。レベル2の問題がないのがつらいところです。
私は使っていませんが、PolariStation(ポラリステーション)にはレベル1とレベル2があるようです。
4.本などの教材
親切にも公式筋が学習教材のご紹介|LPI-Japan HTML5認定教材|Web資格なら「HTML5プロフェッショナル認定試験」公式サイトでまとめてくれています。
現行のVer2.5に対応しているのは現時点で以下の3冊しかありません。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1対策テキスト&問題集 作 者: 出版社: マイナビ出版 発売日: 2022年10月11日 |
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2対策テキスト&問題集 作 者: 出版社: マイナビ出版 発売日: 2022年12月05日 |
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1スピードマスター問題集 作 者: 出版社: 翔泳社 発売日: 2022年12月16日 |
私はこれらの3冊を熟読しました。
レベル2の問題集はVer2.0のものを使用しました。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル2スピードマスター問題集 作 者: 出版社: 翔泳社 発売日: 2019年01月09日 |
これも2周はしました。
5.受験後の感想
HTML、CSS、JavaScriptの知識を体系的にアップデートするという目的は達成できたと思います。
実務上の必要に迫られて断片的に調べて薄々気づいてはいたのですが、HTMLだけで動画の再生やアコーディオン表示ができるとはすごい時代になったものです。
CSSのメディアクエリへの苦手意識もかなり取り除くことができました。
PHPなどのサーバーサイド言語を使わずにJavaScriptだけでユーザーのローカル領域にデータを保存してデータベースとして使えるというのも衝撃的でした。
Cookieしかない時代、それもCookieが悪者にされていた時代の記憶が強く、データベース=サーバーサイドという認識が強かったのです。
試験戦略としては、レベル1とレベル2はかなりの部分が重複していますから、両試験を一気に受けたほうが効率的です。
もっとも、私のようにバックエンド寄りの人間だとJavaScriptの文法部分はすっ飛ばせるからそう言えるのであって、フロントエンド寄りの方はJavaScriptの文法部分のようなプログラミング的な部分に時間がかかるでしょうから、また違った戦略になるのかなとは思います。