2020年6月に予定されている第3回公認心理師試験の受験を予定しています。
現在までの学習記録を残しておきます。何らかの参考になれば幸いです。
0.公認心理師を知るまで(〜2019年4月)
大学や大学院では心理系の勉強もそれなりにしてきました。
しかし、臨床心理士の指定大学院ではなく、経過措置を活用して受験できる立場でもなかったため、心理系の資格は何も取得しませんでした。
1.公認心理師の受験の決意(2019年4月〜9月)
私はこれまでいろいろな仕事をしてきました。
ある職場での私の上司が公認心理師を受験すると、2019年の4月頃に聞き及びました。恥ずかしながらそのときまで公認心理師の存在をしりませんでした。
自分も経過措置の区分Gで受験資格があることがわかったので、今のうちに受験しようと決意しました。
なお、その上司や同じ職場の別の人が第2回公認心理師試験に合格していることも、自分が受験をする方向へと後押ししました。
2.現任者講習会(2019年9月〜2019年12月)
区分Gだと現任者講習会の受講が必須です。
関西圏では2019年秋からの現任者講習会の予約を取るのが大変でした。それでもどうにか予約を取って無事に修了することができました。
現任者講習会の内容及びテキストは試験に直結するものではありませんが、およそどのような範囲が含まれるのかというイメージを作ることはできました。
3.受験勉強第一期(2019年12月〜2020年3月)
現任者講習会を終えてからしばらくは仕事があまりにも忙しく、ほとんど何も手をつけられませんでした。
2020年3月頃からようやく本腰を入れて受験勉強に取り組むことができるようになりました。
まずは全体像をつかもうと、第2回試験で合格した上司が残してくれた心理学専門校ファイブアカデミー『一発合格! 公認心理師対策テキスト&予想問題集』(ナツメ社、2019)を通読しました。
これまでの経歴から、基礎心理学、心理的支援、精神疾患とその治療あたりは細かい話はともかく概要は知っていましたし、関係行政論の司法や産業には馴染みがありました。心理アセスメントが厳しかったです。
公認心理師試験の過去問はまだ3回分しかないため、たくさん問題を解く方法はないか探しました。
そこで目をつけたのが心理学検定です。日本心理学諸学会連合 心理学検定局が出している『心理学検定 一問一答問題集[A領域編]』、『心理学検定 一問一答問題集[B領域編]』を一通り終え、現在は『心理学検定 公式問題集』を進めているところです。
心理学の入門書ブックガイド|ブックガイド|京都アカデメイアで挙げた本を過去に読んだことがあったため、心理学検定は記憶を呼び起こす復習のつもりで取り組みました。
このあたりで実際の問題を使って力試しをしようと、第1回公認心理師試験(平成30年9月9日実施分)に挑戦してみました。
結果は150/230でした。合格率が高くて比較的簡単だったと言われている試験において、しかもどこかで見たことのある問題も数問混じっていたにもかかわらず、ぎりぎり合格ラインを超えているかなという出来だったので、危機感を抱きました。ちなみに午前・午後とも2時間の制限時間のところ1時間もかからず終わりました。試験中に時間をかけてもこれ以上正解率が上がる気はしませんでした。
4.受験勉強第二期(2020年3月〜)
上記を踏まえた今後の予定を書きます。
自分の苦手分野がはっきりしたことが、この時期に過去問を解いたことの最大の収穫でした。心理アセスメントと医学関係がかなりひどいです。
村上宣寛、村上千恵子『臨床心理アセスメントハンドブック』(北大路書房、2019)や下山晴彦他編『公認心理師必携 精神医療・臨床心理の知識と技法』(医学書院、2016)を読んで補強したいです。
それと、やはり問題をたくさん解きたいので、『心理学検定 公式問題集』を解き進めるとともに、臨床心理士と精神保健福祉士の過去問にも手を出す予定です。
臨床心理士の過去問は事例問題の練習になるのではないかと期待しています。
精神保健福祉士の過去問はまだちらっと見ただけです。公認心理師と近いようで遠いような気がしています。
問題量をこなすと同時に、自分なりにリンク集をまとめようとも考えています。そのリンク集はもちろんここで共有します。