私はWindowsXPのサポートが終了する少し前からLubuntuを使っていて、もうすっかりそちらのほうに慣れてしまいました。そして時々空き容量を増やして気分を一新するためにクリーンインストールをしています。気軽にクリーンインストールできるのもLubuntuの魅力ですね。Windowsはほとんど使わないのですが、消すのはもったいないので、デュアルブートにしています。
Lubuntu18.04のisoイメージをダウンロードして、それをUNetbootinを使って、FAT32にフォーマットした2GB以上のUSBメモリに書き込んでlive USB(起動USB)を作り、再起動後BIOSでUSB起動を優先させて、そのlive USBのTry Lubuntu without installingを選ぶというところまではスムーズでした。Gpartedでパーティションを操作するのも前にやったことがあるため迷いませんでした。
1.Lubuntu18.04のインストール時の問題
Gpartedでは慎重にパーティションを操作してWindowsをきちんと残したにもかかわらず、Lubuntu18.04をインストールしようとしたときにWindowsのOSを認識してくれませんでした。仕方がないので「それ以外」を選んで自分でパーティションの作成をしました。
そのパーティション作成画面が大きすぎて、私のノートパソコンに収まりきらなかったのが最初のつまづきでした。これはAltキーを押しながらドラッグしてウィンドウを動かすことで解決できました。
空き領域の後ろのほうに4GBのスワップ領域を作り、残りはすべてext4で「/」にしました。
これでインストールできるかと思ったら、最後のほうでgrubのインストールに失敗したというメッセージが表示されました。UEFI環境でChaletOSをインストールする際の「GRUB installation failed」エラーの対処法、「Boot-Repair」の使い方 | シンスプリンター – うつ病、シンスプリントと闘う私の日常やUbuntu Boot Repair その19 – ライブメディアから起動したUbuntuにBoot Repairをインストールして起動する – kledgebを参考にしてどうにか電源を入れたときにgrubが呼び出されるようになりました。Boot Repairはすごいです。おすすめの修復の指示に従うだけで復旧できました。
2.grubからのWindowsの起動
grubからLubuntu18.04が起動できるようになったのはよかったものの、残しておいたはずのWindowsがgrubに表示されません。Ubuntu日本語フォーラム / windowsがgrubから消えたの通りにすれば表示されるようになりました。ただ、後述するようにgeditには問題があったので、「sudo gedit /etc/grub.d/40_custom」ではなく「sudo leafpad /etc/grub.d/40_custom」で対応しました。
3.管理者(root)権限でのアプリ起動の不具合
必要なアプリケーションをインストールするためにSynapticパッケージマネージャを起動すると画面の右下のほうが透過していて変でした。アプリケーションをインストールしようとすると本来説明が表示されるところの文字が重複するように表示されて見えなくなります。どうやらこれはバグのようですので、あきらめて説明は読まずに必要なアプリケーションをインストールしました。
同様に、管理者(root)権限でgeditを立ち上げても背景が透過して文字が読めませんでした。どうやら管理者(root)権限で立ち上げると挙動がおかしくなるアプリがいくつかあるようです。
4.Dropboxのアイコンがおかしくなる問題
Dropboxをインストールして起動すると画面右下のアイコンがおかしくなります。これは16.04のときからそうでしたし、Xubuntuでも発生している問題のようです。[SOLVED] Dropbox Icon problem (Lubuntu 17.04)を参考にして解決しました。「sudo leafpad /usr/share/applications/dropbox.desktop」で開いたファイルの「Exec=dropbox stari -i」を「Exec=dbus-launch dropbox start」と書きかえます。
これでおおよその環境を整えることができました。ApacheとTexの設定は少し憂鬱ですが、必要とする人も限られるでしょうから、ここの記事には書かず一人で頑張ります。