日商簿記検定3級・2級の受験記録 – 浅野直樹の学習日記の続編で、日商簿記検定2級と1級を受験したときの記録です。先に結果を書いておくと、2級が84点で合格、1級が45点で不合格でした。
1.簿記2級の勉強
前回の受験であと1点のところまでいけていましたし、今回は1級を受けるので、2級のための勉強はしませんでした。1級の勉強をしてから2級の問題を解くと簡単に思えました。試験当日も満点を取るつもりで臨んだのですが、いくつかミスをしてしまいました。
簿記は上の級の勉強をすると、その級だけの勉強をしていると見えないことも見えてくるような気がします。
2.簿記1級の勉強
3級、2級とお世話になった「スッキリ」シリーズを使いました。
スッキリわかる日商簿記1級商業簿記・会計学 作 者: 出版社: TAC株式会社出版事業部 発売日: 2015年12月01日 |
1級になると冊数が多くて大変です。
特に商業簿記は覚えるべきことが多くて厳しかったです。会計学も手をつけにくかったです。工業簿記は理解したつもりでしたが試験本番では混乱して結果を出せませんでした。原価計算は数学に近いので原理を理解すればできると思っていました。
3.感想
団体の会計を担当する際にあったほうがよい素養を身につけ、財務諸表を読んだり会計学に近いことを教えたりするための基礎知識を得るという当初の目標はおよそ達成できたと思います。簿記の勉強は着実に進んでいるという手応えを得やすいので精神衛生上もよいですね。その反面で結果がシビアに点数化され、しかもだいたい想像していた点数より悪いという厳しさがあります。