浅野直樹の学習日記

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2013 / 9月

無料オンラインストレージ(クラウドストレージ)の比較と使い分け

数年前にオンラインストレージを知人に紹介したらそれ以来活用してくれているようで、もっと詳しく知りたいと言われました。そこで私なりのオンラインストレージを比較した使い分けを紹介します。すべて無料です。

 

0.事前準備

オンラインストレージを使い分けるためには自分の手持ちファイルを何らかの基準によって分類する必要があります。その際の基準は更新日時、サイズ、種類、用途の4つが考えられます。私はこれらの基準を工夫して組み合わせて以下のように分類しています。

 

(1)作業用ファイル…新しく作ったりダウンロードしたりしたファイルは全部一つの作業用フォルダに入れ、およそ半年ごとに整理します

(2)PDFファイル…本や資料をスキャンして得られたPDFファイルがたくさんあるので別枠でまとめます

(3)プログラミング関係ファイル…Webプログラミングファイル(html, css, javascript, perl)とTexのファイルは質が違うので別枠にします

(4)その他ファイル…文字通りその他のファイル全部です

 

人によっては写真をたくさん持っているので画像ファイルを別枠にする、音楽ファイルを別枠にする、仕事で使う特殊なファイルを別枠にするといったことが考えられます。

 

1.作業用ファイルはDropBox

日々の作業用ファイルはDropBoxで決まりです。作業用ファイルは最もよくアクセスするので使いやすさが重要です。Windowsはもちろん、Linux(Ubuntu)でもスマートフォンでもアプリを導入することで手軽に使えます。それと古いバージョンを保存してくれているというのも大きな安心材料です。間違って上書き保存してしまった、なぜかファイルが壊れてしまったというときも、古いバージョンに戻れば最小の被害で食い止められます。

 

2.ふとしたときに参照したくなるファイルはGoogleドライブ

具体的には団体の会計簿や勤務シフト表などです。まずGoogleドライブでは共有が簡単にできます。自分だけが使うファイルならDropBoxの作業用フォルダに入れてもよいのですが、数ヶ月もするとそちらはけっこうごちゃごちゃした状態になるので、目的のファイルをぱっと見つけられるようにGoogleドライブに移行させます。常時ネットに接続しているならメモもここに入れるとよいです。gmailなどgoogleのサービスを常時使っているならなおさらです。

 

3.その他ファイルは丸ごとSkyDrive

オンラインストレージの使い分けというからには細かくサービスを使い分けてもよいのですが、パスワードの管理などが面倒です。それにそのサービスがいつ終了するかもわかりません。作業用と参照用ファイル以外は全部SkyDriveに入れてしまってもよいのではないかと私は考えます。昔に登録した人は25GB、今から登録する人でも7GBの容量がもらえます。また、WordやExcelファイルをブラウザで閲覧することができるのもSkyDriveならではです(Googleドライブでもできます)。

 

4.WebクリップはEvernote

Evernoteは他のサービスとは一風変わっていて、保存総容量の制限がない代わりに月ごとに60MBしかアップロードできません。ファイルの保存というよりはWebサイトの保存にうってつけです。ブックマークでも悪くはありませんがサイトが消えたり変更されたりするかもしれませんし、一括して検索をかけることもできません。ChromeやFirefoxに拡張機能を入れるとクリック一つで今見ているページを保存できるようになります。

 

ここまでが基本形です。あとはその人に応じてアレンジすればいいです。参考までに私の場合を示します。

 

5.本や資料のPDFファイルはAmazon Cloud Drive

本といえばAmazonという連想です。本をよく読む人ならたいていAmazonのアカウントを持っているでしょう。

 

6.プログラミング関係ファイルはUbuntu One

プログラミング関係ファイルはもっぱらUbuntu上でしか動かさないのでUbuntu Oneにまとめています。

 

7.予備の調整にSugarSync

SugarSyncは同期させるファイルを個別に設定できるなど柔軟に使うことができるので、上記に収まらない場合の予備に使えます。作業用フォルダは念のためにSugarSyncにも入れるとか、本のPDFがAmazon Cloud Driveに入りきらなくなったらその分をこちらに置くとかです。

 

ここからは私自身は実践していない可能性の提示です。

 

8.写真はGoogle+で無制限

なんとGoogle+に登録すれば写真と15分以内の動画が無制限に保存できるそうです。

参考:Google+で携帯写真を自動&無制限にクラウド保存 – フリーソフト100

 

 9.とにかく大容量ならADrive

とにかく大容量がほしいということならADriveです。英語ですが50GBです。Yahoo!プレミアム会員ならYahoo!ボックスも50GBです。

 

10.セキュリティを重視するならSpiderOakやWuala

各自のPCで暗号化するので比較的安全とのことです。

 

いかがだったでしょうか。現時点での状況をうまくまとめられたのではないかなと思っております。間違いや他のサービスの紹介などがございましたらコメント欄かお問い合わせにお願いします。

 

 



宇賀克也『行政法概説2 行政救済法 第3版』第8章「取消訴訟の基本的性格」

1.取消訴訟の性質

形成訴訟(通説)

 

2.取消訴訟の訴訟物

行政処分の違法性一般(通説)

 

3.取消訴訟の機能

権利利益救済機能
法治国原理担保機能

 

4.取消訴訟の制約

出訴期間など

 

5.取消訴訟の主体

(1)原告
民事訴訟法の例による

 

(2)被告
行政庁ではなく所属する国または公共団体

 

(3)参加人
行政事件訴訟法独自の訴訟参加

 

6.処分の取消訴訟と裁決の取消訴訟

原処分主義
裁決主義(個別法による例外)

 



宇賀克也『行政法概説2 行政救済法 第3版』第7章「行政訴訟の類型と実態」

1.行政訴訟の類型

(1)主観訴訟
抗告訴訟(法定抗告訴訟、法定外抗告訴訟)
当事者訴訟(形式的当事者訴訟、実質的当事者訴訟)

 

(2)客観訴訟
民衆訴訟
機関訴訟

 

2.行政訴訟の実態

年間4288件
抗告訴訟が8割
認容率は1割

 



宇賀克也『行政法概説2 行政救済法 第3版』第6章「行政訴訟総説」

1.行政訴訟の特色

中立性、公平性

 

2.行政訴訟法制の沿革

司法省通達→行政裁判法→民事訴訟法応急措置法→行政事件訴訟特例法→行政事件訴訟法の制定(1955)→行政事件訴訟法の改正(2004)

 

3.司法審査の対象

(1)法律上の争訟
国または地方公共団体が提起する訴訟については財産権の主体と行政権の主体とで区別(最判平成14.7.9)

 

(2)政治問題

 

(3)部分社会論

 



宇賀克也『行政法概説2 行政救済法 第3版』第5章「特殊な不服申立て」

1.行政不服審査法の特例

(1)行政不服審査法の規定が適用される不服申立てと適用されない不服申立て

 

(2)行政不服審査法の規定の部分的適用

 

2.他の法令による不服申立て

(1)主観争訟に関わる不服申立て

 

(2)客観争訟に関わる不服申立て




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