浅野直樹の学習日記

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2013 / 7月

野中他『憲法』第三章国民主権と象徴天皇制

1.国民主権の性格

(1) 国体論争

憲法学上の国体(主権あるいは統治権)

政治思想上の国体(正統性)

漠然とした国体(天皇が存在する体制)

 

(2) 国民主権の意味

権力の正統性

組織原理

 

2.象徴天皇制

(1) 経緯

主権者から象徴へ

神勅主権から国民主権へ

二元主義から一元主義へ

 

(2) 天皇の地位(象徴)

不敬罪(最判昭和23.5.26ーープラカード事件)

元号制

国旗・国歌

天皇は君主か

天皇は元首か

天皇と裁判権(最判平成1.11.20)

皇位の継承

 

(3) 天皇の権能

国事行為の性質と内閣の助言・承認

国事行為の具体的内容(4条2項、6条、7条)

国事行為の代行

国事行為以外の公的行為(お言葉)

 

(4) 皇室

経済(88条)

皇室会議など

 



野中他『憲法』第二章日本憲法史

1.明治憲法

(1) 特色

・万世一系の天皇による支配

・天皇大権中心の統治体系

・権利保護の不徹底

 

(2) 展開

超然主義→政党政治→軍部の台頭

 

2.日本国憲法

(1) 経緯

ポツダム宣言の受諾→日本政府および国民の憲法改正の動向→マッカーサー草案

 

(2) 日本国憲法成立の法理

全部改正説…明治憲法の全部改正

8月革命説…ポツダム宣言の受諾により法的意味での革命が起こった

 

(3) 基本原理

・基本的人権の尊重

・国民主権

・平和主義

 

(4) 前文の法規範性

否定説

肯定説

 

(5) 占領(ポツダム緊急勅令)

違憲無効論

超憲法的効力説



野中他『憲法』第一章憲法

1.憲法の分類

(1) 立憲的意味の憲法と固有の意味の憲法

立憲的意味の憲法…権力を制限することにより自由を保障しようとする憲法(狭義)

固有の意味の憲法…社会における政治権力の基本的なあり方を決めている憲法(広義)

 

(2) 実質的意味の憲法と形式的意味の憲法

実質的意味の憲法…形態ではなく内容に着目して捉えた憲法

形式的意味の憲法…憲法という法形式で存在している憲法

 

(3) 成文憲法と不文憲法

成文憲法…憲法典が存在する

不文憲法…憲法典が存在しない(通常の法律が存在することはある)

 

(4) 硬性憲法と軟性憲法

硬性憲法…改正の手続きが通常の立法手続きよりも困難

軟性憲法…改正の手続きが通常の立法手続きと同じ

 

(5) 欽定憲法と民定憲法

欽定憲法…君主が制定して国民に授けたという形

民定憲法…国民が制定したという形

 

(6) 近代型憲法と現代型憲法

近代型憲法…立憲主義の諸原理

現代型憲法…立憲主義の諸原理を修正

 

(7) 規範的憲法・名目的憲法・歪曲的憲法

規範的憲法…体にぴったりの服

名目的憲法…大きすぎる服

歪曲的憲法…かくれみの

 

2.憲法規範の特質

(1) 基本価値秩序としての憲法

 

(2) 制限規範・授権規範としての憲法

 

(3) 最高規範としての憲法

形式的根拠

実質的根拠

 

3.憲法の基本原理

(1) 権力からの自由(自由権)

→権力への自由(参政権)、権力による自由(社会権)

 

(2) 法の支配

→委任立法

 

(3) 権力分立

→行政国家

 

(4) 国民主権

→人民主権

 

 




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