第1節 財産罪総説
1 刑法における財産の保護
断片的な保護
2 財産犯の分類
財物罪と利益罪
全体財産に対する罪と個別財産に対する罪
領得罪と毀棄罪
第2節 窃盗罪
1 総説
2 窃盗罪
本権説と占有説
不法領得の意思
3 不動産侵奪罪
4 親族間の特例(親族相盗例)
第3節 強盗罪
1 強盗罪
2 事後強盗罪
未遂は窃盗の未遂
3 昏睡強盗罪
4 強盗致死傷罪
5 強盗強姦罪・強盗強姦致死罪
未遂は強姦の未遂
第4節 詐欺罪
1 総説
2 詐欺罪
欺罔→錯誤→処分行為→詐取
3 電子計算機使用詐欺罪
4 準詐欺罪
第5節 恐喝罪
第6節 横領罪
1 総説
2 単純横領罪
身分犯
未遂を処罰する規定がない
3 業務上横領罪
4 占有離脱物横領罪(遺失物等横領罪)
第7節 背任罪
1 総説
権限濫用説⇔背信説
2 背任罪
身分犯
横領罪と背任罪の区別
第8節 盗品等に関する罪(贓物罪)
1 総説
追求権説⇔違法状態維持説
2 盗品関与罪
3 親族間の特例
本犯者と盗品関与罪の犯人との間(通説)
第9節 毀棄・隠匿罪
1 総説
2 公用文書毀棄罪
公務書の用に供する文書>公文書
3 私用文書毀棄罪
4 建造物損壊罪・建造物損壊致死傷罪
5 器物損壊罪
6 境界損壊罪
7 信書隠匿罪