1.行政上の不服申立ての特色
(1)長所
簡易迅速な救済
裁量審査(違法だけでなく不当も審理できる)
インカメラ審理
裁判所の負担の軽減
(2)短所
中立性の希薄さ
調査能力の限界
2.行政上の不服申立の立法政策
一般法の制定
3.行政上の不服申立ての一般法の歴史
訴願法(1890年)→行政不服審査法(1959年)→行政不服審査法大改正(2004年)
4.行政不服審査法を中心とする行政上の不服申立制度の概観
(1)概括主義への転換
(2)自由選択主義への転換
(3)行政救済重視への転換
(4)条例との関係
条例で上乗せすることは可能