大学入学から大学院(京大)受験までの学習記録の次は大学院での学習記録です。
修士課程
研究室に所属ができるということが学部の頃と比べたときの最大の違いです。たまたま同年代の研究室員がほとんどおらず、年上の方が多かったので、いろいろと教えていただき刺激的でした。学問的な興味はある程度共有しつつも、研究テーマや性格などは多様で、本当に面白かったです。他の研究室の人も交えて読書会をしたり、その後に季節のイベントをしたりと、活気がありました。
心理学や社会学関係を中心に本も読み続けて、自分の中での思想の核を形成したのもこの時期です。卒業論文と比べて修士論文では社会的な観点が増えました。これもせっかくなので固有名詞が出ている謝辞の部分だけカットしてあとはそのままアップしておきます。
修士論文もがんばって仕上げて自分の中では満足のいく出来になりましたが、興味を優先しすぎたかもしれません。研究職に就くという意味ではあまり評価されないでしょう。
修士課程を終えるときにはその後の進路を迷いました。まだまだ調べたいことはあり進学したいという気持ちが強くある一方で、経済的にいよいよ厳しくなってきて、自分の能力や適性と環境を考慮すると進学するのは危険なようにも感じました。就職活動をしようとしたり、公務員試験を受けたりもしましたが、そのような状態で就職を決められるはずもなく、結局進学することになりました。
博士課程
日本学術振興会の特別研究員に採用されなかったので経済的な不安はますます高まりました。しかも最初に投稿した学術論文も不掲載となったので、この時点で研究職に就くことはあきらめました。
それからは塾関係の仕事の比重が高まりつつも、京都アカデメイアなどで学問的な興味を追求し続けています。博士課程では図書館カードのために授業料を払っていたようなものであって、ここに書くこともこれ以上ありません。