十年近く前に国家公務員(I種、経済)試験を受けたことがあるので、覚えている範囲でその記録を残しておきます。
教養試験
もともと様々な分野に興味があり本を乱読してきたので、教養試験は特別の対策をしなくてもかなりできました。大学入試センター試験に近い部分もありますし、後に受けることになる司法試験予備試験の教養科目とも似ています。強いて言うなら、数的処理や判断推理が多かった覚えがあります。これもかなり得意なので苦にはなりませんでした。
専門試験
深い考えもなしに経済を選びました。受験を決めてからミクロ経済学とマクロ経済学の教科書的な本や読み物的な本を計10冊程度読みました。大学図書館の棚で手に取ってみて、気に入ったものを読んだだけです。
全体像を把握して人に教えられるレベルには達しませんでしたが、数学的な思考も活用して何となくのことはわかりました。自分が受けたときの記述式試験は1問がとても簡単な問題(日銀の役割の説明)で、もう1問がとても難しい問題(保険の原理のようなもの)だったので、あまり差がつかなかったのではないかと推測します。
結果
よくわからないままに試験は通りましたが、ろくに準備をしていない状態で内定がもらえるはずもなく、すごすごと関西に引き返しました。