1―訴え
1 意義
2 訴えの類型
確認の訴え→既判力
給付の訴え→既判力+執行力
形成の訴え→既判力+形成力
[1] 給付の訴え
請求の原因の記載が必要
将来給付の訴えも可能
[2] 確認の訴え
請求の原因の記載は理論上不要
確認の訴えの利益…対象選択の適否、方法選択の適否、即時確定の利益(紛争の成熟性)
[3] 形成の訴え
原則として法律に個別に形成要件が規定されている
2―訴状の記載事項と補正指示の強制力
1 必要的記載事項
当事者及び法定代理人
請求の趣旨及び原因
2 任意的記載事項
請求を理由づける事実
立証を要する事由
当該事実に関連する事実で重要なもの
証拠
送達場所
3―訴状の提出
1 管轄裁判所
事物管轄…140万円を境に簡易裁判所と地方裁判所
土地管轄…普通裁判籍と特別裁判籍
合意管轄
国際裁判管轄
移送
2 受付
3 訴え提起の効果
時効中断効、期間遵守効
4―訴状審査
1 訴状審査の範囲
2 法律事項に不備がある場合
補正命令
3 規則事項に不備がある場合
任意補正
5―訴状の送達、最初の口頭弁論期日の指定・呼出し
1 意義
訴え提起から30日以内の日時に第1回口頭弁論期日を指定
2 原告から提出された訴状の副本による送達
3 期日の指定、期日の呼出し
6―訴訟係属の効果――重複訴訟の禁止
1 訴訟係属
2 重複訴訟禁止の趣旨
3 要件と効果
4 個別問題
[1] 給付訴訟と消極的確認訴訟
[2] 矛盾関係と先決関係
[3] 相殺の抗弁と重複訴訟
7―当事者
1 当事者
確定基準…表示説と行動説・適格説
2 当事者能力
実体法上の権利能力に対応
民訴法29条の例外(社団又は財団)
3 訴訟能力
実体法上の行為能力に対応
4 訴訟上の代理
訴訟上の法定代理人…実体法上の法定代理人と訴訟法上の法定代理人
訴訟上の任意代理人…法令による訴訟代理人(支配人等と訴訟委任による訴訟代理人
5 法人等の代表者
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