司法試験予備試験の学習記録(科目別)

司法試験予備試験の短答試験が終わって1週間以上経ちました。結果はわかれば報告するとして、短答試験までにどのような学習をしたのか科目別にまとめます。よろしければ浅野直樹の学習日記 | 司法試験予備試験の学習記録(時系列)も参考にしてください。

 

1.憲法

やはりまずは芦部信喜『憲法』でしょう。

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以前に一度読んでいたということもあり、すっきりと頭の中に入ってきました。

 

しかし過去問を解いてみるとこれだけでは足りず、判例を詳しく押さえる必要があると感じました。そこで『判例百選』を読むことにしました。

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この『判例百選』は読み応えがあります。興味深く読めるのですが、予想以上に時間がかかり、結局短答試験までに全部は読みきれませんでした。

 

2.行政法

行政書士試験の際には宇賀克也『行政法』が重宝しました。

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同著者の『地方自治法概説』もいい本ですが、予備試験の短答となると地方自治法からの出題はほとんどないので、そこまで読む必要もないでしょう。論文も見据えてしっかりと行政法を学習するなら同著者の『行政法概説』シリーズを読むべきでしょう。とはいえ上記の『行政法』だけでも最低限はどうにかなるかなという感触があるので、この本がいかにまとまっているかということを改めて認識しました。

 

3.民法

民法の基本書には悩みます。一人の著者で全部をカバーしていることと、図などが豊富で読みやすいことから、内田貴『民法』シリーズを選びました。

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最初のうちはあまり理解できないままにどうにか読み進めたので、ある程度理解した現時点でもう一度読み返したいところです。

 

4.商法(会社法)

商法総則・商行為の部分は後述の『判例六法』を読んだだけでした。会社法はさらっと一通りだけ確認したかったので、神田秀樹『会社法』をざっと読みました。

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評判通りの読みやすい本でした。腰を据えてじっくり取り組むなら江頭憲治郎『株式会社法』なのかもしれませんが、とてもその余裕はありませんでした。

 

5.民事訴訟法

実務に興味があり、最近売り出し中という噂を聞いたので、藤田広美『講義 民事訴訟』に決めました。

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私が読んだのは上記の第二版ですが、今は第三版が出ています。民事訴訟のまったくの素人だったので、この本を選んでよかったのかなと思っています。

 

6.刑法

刑法の基本書選びに最も苦労しました。基本書まとめWiki@司法試験板 – トップページを見ると、刑法に関しては行為無価値と結果無価値で大きく分けられていたので面食らいました。それぞれの意味をネットでぱっと調べて、結果無価値のほうがよさそうだと思ったので、その一番上に書いてあった山口厚『刑法』(青本)を読んだのですが、記述がまとめられすぎていて今ひとつ理解できませんでした。同じ著者の二分冊になっている『刑法総論』『刑法各論』もちらっと見てみましたが、何となくしっくりきませんでした。

 

そこで次に西田典之『刑法総論』『刑法各論』を試しました。こちらはフィットしました。

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特に各論のほうは非常に読みやすかったです。

 

7.刑事訴訟法

事前に基本書の評判を読んでいると、白取祐司『刑事訴訟法』がリベラルな立場で書かれているということがわかりました。自分の価値観に合いそうだと思ってこれを選びました。頻繁に改定されていることもこの選択を後押ししました。

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実際に読んでみておよそ評判通りだと思いました。著者の立場がはっきりしているというのも悪くないです。

 

8.六法

実は学習をかなり進めるまで六法を持っていませんでした。今ではインターネット上で最新の条文が見られるから必要ないと思っていたのです。しかし友人のすすめで判例六法を持つことにしました。

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今から振り返ると、短答対策としてはこれが大正解でした。上で紹介した基本書を読んでからこの『判例六法』を読むと短答が解けるようになりました。商法総則・商行為もこれで大丈夫だろうという手応えを得ました。持つべきものは友人です。

 

9.過去問

(新)司法試験の過去問は全部やりました。『法学セミナー』のシリーズを活用しました。2006、2007は増刊、2008以降は別冊です。

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これらには論文試験も収録されているのでお得感があります。

 

以上です。こうやってまとめてみると、堅実な学習を積み重ねてきたのだなと感じます。先人のレビューのおかげでほぼ最短ルートを走ってくることができました。この記事もお役に立てれば幸いです。

 




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