浅野直樹自身の学習記録

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TOEFL受験記録

今年の夏にTOEFLを初体験しました。参考までにそのときの記録を残しておきます。

 

1.結果

最初に結果を載せておきます。

Listening…22
Speaking…22
Writing…27
の合計97です。区切りとして100点は超えたかったので、やや残念です。

 

2.手続き

TOEFLは受験する手続きが大変です。公式サイトで登録して、試験の日程と場所を選ぶといった作業を英語で行わなければなりません。解説サイトもたくさんあるので、時間を確保してゆっくりやれば大丈夫です。

 

身分証明書はパスポートが強く推奨されています。私はパスポートを持っていないので運転免許証を選んだのですが、そのせいでひと悶着ありました。試験直前に運転免許証だけではダメで身元確認状のようなものも必要だという記載を見つけてものすごく焦ったのです。ともかく主催者に電話をして、英語で必死に状況を説明すると、日本人が日本で受験する場合は運転免許証だけでも大丈夫だという返事をもらうことができました。今となってはいい思い出で、なおかつ問題を解決できたという自信にもなっています。

 

3.試験勉強

とにかく青い公式本を熟読しました。


Official Guide to the TOEFL Test With CD-ROM, 4th Edition (Official Guide to the Toefl Ibt)


作 者: Educational Testing Service

出版社: McGraw-Hill

発売日: 2012-08-08

問題のパターンが丁寧に分類されていて、採点基準や正答への至り方、そしてレベル別の答案例もついているので、これを読むに限ります。付属のCDを使えばPC上で実際の試験とほぼ同じ体験をすることもできます。

(1)リーディング

リーディングはアカデミックな素材で楽しく読めます。しかし分量の割に時間が厳しいです。設問パターンが独特ですが、5セット分くらい解くと感覚がつかめました。語彙もある種偏っていて、fossil(化石)やsediment(堆積物)などは何度目にしたかわかりません。

(2)リスニング

事務的なやり取りと講義の2種類あり、どちらも大学生活と密接に結びついています。特に講義のほうは内容によって正解率が大きく変わりました。どの程度メモを取るかといったことは数回練習するとつかめます。

(3)スピーキング

日本の英語教育を受けてきた人にとってはこのスピーキングが最大の難所です。私は初めて公式本で練習した時は沈黙してしまいました。これではいけないと思って、少なくとも話し続けられるように、お題について1分弱話すという基本練習を録音しながらかなりやりました。おかげで試験を受ける頃には話し続けられるようにはなりました。

(4)ライティング

テンプレートを覚えて型にはめるというやり方が主流のようですが、あまり型にはまりたくないほうなので、自由に書きました。これも公式本で練習するのが一番です。英語以前の論理的構成もかなり評価に関わるような気がします。

 

4.試験当日

時間に間に合うように到着して、最後まで受験するということが大事です。遅刻は一切認められませんし、持ち物チェックも厳しくされます。そして約4時間の長丁場なので、集中力を切らさないことも重要です。

 

注意点をいくつか挙げると、時間差で複数の受験者がテストを受けるのでスピーキングで他の受験者が話している声がけっこう聞こえることと、ライティングのキーボードがアメリカ仕様で記号の位置が異なることです。あとは青い公式本と基本的に同じです。

 

5.おまけ

青谷正妥先生から学ぶTOEFL | 京都アカデメイア blogという記事も書きました。 TOEFLテストの概要はスピーキングの練習素材などがあるので、よろしければこちらもご一読ください。


作成:浅野直樹
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