wubiでlubuntu16.04をインストールする

私はもう何年もlubuntuを快適に使っています。無料で軽快に動き、当面はサポートが切れるという心配もありません。windowsはもうすぐvistaのサポートが終了しますし、windowsの7や8はスペックの低いPCではなかなか快適に動きません。lubuntuのよさを広めるために、導入のやり方を共有します。

 

1.大まかな考え方

lubuntuとはlinuxの一種であるubuntuシリーズの中で最も軽いものです。linuxの中ではubuntuシリーズが最もメジャーでしょう。しかしubuntuそのものはけっこう重いので、その派生バージョンであるlubuntuをおすすめします。

 

windowsからlubuntuに乗り換える際には不安を感じることでしょう。そこで既存のwindowsを残しつつlubuntuをインストールする方法を探ります。WindowsとUbuntuを共存させる3つの方法 – 浅野直樹の学習日記でも書きましたように、wubiを用いるのが最も簡便です。windows上でアプリケーションをインストールする感覚でできます。

 

2.wubiの準備

最近では公式にwubiが提供されていないようです。そこでReleases · hakuna-m/wubiuefi · GitHubから手に入れることになります。16.04.1と書かれているものをダウンロードしてください。この記事を執筆している時点ではrev 311が最新であり、私はこれで試してみました。

 

3.lubuntu-16.04.1のisoファイルの準備

Lubuntu 16.04.1 LTS (Xenial Xerus)からisoファイルをダウンロードしてください。通常は32-bit PC (i386) desktop imageと書かれているものでよいと思います。

 

4.wubiでlubuntu16.04をインストール

2で手に入れたwubi16041r311.exe(数字はバージョンによって微妙に異なるかもしれません)と、3で手に入れたlubuntu-16.04.1-desktop-i386.isoを同じ階層(フォルダ)に置いてください。新しいフォルダを作ってもよいですし、ダウンロードフォルダのままでもよいです。

 

次に、wubi16041r311.exeを右クリックして、ショートカットを作成してください。これも同じ階層です。そしてそのショートカットを右クリックして、プロパティからリンク先のwubi16041r311.exeの後に半角スペースを入れてから「–32bit」と追記します。「–」は半角のマイナス2個です。

 

この作業をせずにwubi16041r311.exeをダブルクリックして実行すると、なぜか64bitのダウンロードを始めてしまいました。そこで強制的に 32bitバージョンをインストールするために、「–32bit」という引数を渡して実行するべく、上記の作業をしました。UbuntuTips/Install/WubiGuide – Ubuntu Japanese Wikiの「Wubi に強制的に 32 ビットバージョンの Ubuntu をダウンロード & インストールさせることはできますか?」をご参照ください。引数を渡して実行ということがわかりづらければ、exeに引数を渡して実行する方法  |  itecbook.comなどをご参照ください。

 

これでwubi16041r311.exeのショートカットをダブルクリックして実行すればうまくいくと思います。再起動してlubuntuをインストールして、インストールが完了すればもう一度再起動します。これらは自動的に行われます。けっこうな時間(おそらく数十分)がかかるので画面を見つめるよりも他の作業をするなりしたほうがよいです。長い時間放っておくとwindowsのログイン画面になってしまっているはずですので、手動で再起動して、windowsとlubuntuを選ぶ画面でlubuntuのほうを選びます。

 

5.lubuntu16.04の調整

lubuntuを導入して最初に戸惑うのはwifiの接続と日本語入力でしょう。

 

wifiの接続は画面右下のタスクバーでそれらしいところを右クリックや左クリックすると接続できるwifiが表示されると思います。そうすればその中から接続したいものを選んでパスワードを入力すれば接続できます。

 

日本語入力は、「設定」→「言語サポート」からアップデートして、その後再起動すれば「全角半角キー」などで日本語入力に切り替えられるようになっているはずです。fcitx+mozcという日本語入力環境がデフォルトとして採用されているようなので簡単です。

 

6.最後に

あとは適当にいじってみてください。トラブルが発生しても、最悪同じ手順を繰り返せばもう一度インストールすることができます。環境によってはこの通りに進まないかもしれませんが、検索して調べて考えれば解決できることもあります。少しがんばれば快適な環境を作れますので、がんばってください。

 

 

 

 

 




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