司法試験予備試験10年間の学習記録(6)演習書

この記事では、私が読んだことのある演習書について触れます。

演習書については網羅的に探索したわけではなく、抜けがたくさんあると思います。

1.全体像

以下のような連続投稿を予定しています。

2.本記事の方向性

最初に断っておきますが、私は演習書に詳しくないです。

司法試験予備試験の学習を始めて比較的すぐの段階で、『法学教室』の「演習」コーナーの存在を知りました。これは各科目のコンパクトな演習がランダムに(基本書の項目順ではないため読者にとってはランダムに見えるという意味であって、執筆者には意図があると思います)出題され、法律脳の活性化にちょうどよいです。10年くらい前にはあったように記憶している選択科目の演習も復活してもらいたいです。

いきおい、その『法学教室』の連載を単行本化した演習書に行き着きました。『事例で考える…』や『事例から…』とタイトルが統一されていないのを何とかしてもらいたいです。

次に、主要科目が網羅されている演習書として、書店でもよく目に付く『事例研究○○法』シリーズに手を出しました。

選択科目の労働法についてはどちらのシリーズも発行されていなかったため、別途調べました。

3.憲法

少なめの分量でサクッと済ませたいなら『事例問題から考える憲法』、まとまった分量でしっかり取り組みたいなら『事例研究憲法』かなと思います。


事例問題から考える憲法


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2018年07月02日


事例研究憲法


作 者: 

出版社: 日本評論社

発売日: 2013年08月02日

4.行政法

定評があり改訂されている『事例研究行政法』をまずおすすめします。『事例から行政法を考える』も悪くはありません。


事例研究行政法


作 者: 

出版社: 日本評論社

発売日: 2021年09月21日


事例から行政法を考える


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2016年08月19日

5.民法

民法は範囲が広く、両書ともクセというか偏りがあるように思われて、私はこれが決定版だと言えない状況です。


事例から民法を考える


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2014年06月11日


事例研究民事法1


作 者: 

出版社: 日本評論社

発売日: 2013年05月08日

6.商法(会社法)

商法(会社法)はどちらもオススメです。


事例研究会社法


作 者: 

出版社: 日本評論社

発売日: 2016年05月17日


事例で考える会社法


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2016年01月15日

7.民事訴訟法

『事例で考える民事訴訟法』のほうがオーソドックスですね。


事例で考える民事訴訟法


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2022年07月26日


事例研究民事法2


作 者: 

出版社: 日本評論社

発売日: 2013年05月08日

8.刑法

『事例から刑法を考える』のほうが著者の主張が強めな印象を受けました。


事例から刑法を考える


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2014年05月20日


事例研究刑事法


作 者: 

出版社: 日本評論社

発売日: 2015年08月04日

9.刑事訴訟法

『事例演習刑事訴訟法』は評価が高いようです。私がどこまで理解できたかはわかりませんが。


事例演習刑事訴訟法


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2022年07月14日


事例研究刑事法


作 者: 

出版社: 日本評論社

発売日: 2015年08月04日

10.労働法

労働法の演習書ならこの2冊でしょう。判例ベースでミニマムにやりたいなら『事例演習労働法』、学説にしっかり触れたいなら『ウォッチング労働法』ですね。


事例演習労働法


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2019年12月10日


ウォッチング労働法


作 者: 

出版社: 有斐閣

発売日: 2019年10月21日

 




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